スタイロフォーム加工技術の紹介

工業技術と職人技術の融合により最高の造形物をお届けいたします!

アデムカのスタイロフォーム加工(発泡ポリスチレン)は、加工機を使った工業技術と職人の手作業を融合することで、目的や仕様に合わせた造形物を製造することを実現しています。
ここではスタイロフォーム加工の技術を製造工程とともにご紹介いたします。

スタイロフォームとは

スタイロフォームは、デュポンが展開する青色ボードで知られる押出法発泡ポリスチレン(XPS)断熱材です。均一な閉孔構造により水分をほとんど吸収せず、長期間にわたって高い断熱性能を維持できるのが特長です。軽量ながら剛性と耐圧縮性に優れ、住宅の床・屋根断熱から冷凍倉庫、土木用発泡ブロックまで幅広く採用されています。外断熱工法では、構造体を保護する二次防水層としても機能し、施工時の切断や加工が簡単で現場作業性にも優れています。

近年は温暖化係数の低い発泡剤や再生原料を活用したグレードもラインアップに加わり、省エネと環境負荷低減を両立する断熱材として注目されています。

スタイロフォーム加工技術の紹介

スタイロフォームは発泡スチロールと同じくNC制御のホットワイヤーで自在にカットでき、曲面や斜面も滑らかに成形できます。ルータ切削にも対応しますが、熱で樹脂が溶けてエッジが荒れやすく、公差・面粗度には加工条件の最適化が必要です。精度が厳しい場合は許容範囲の擦り合わせや形状変更を含めた打ち合わせを行いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

2次元熱線加工

ニクロム線に熱を通して溶かしながらカットしています。一筆書きの要領で、ニクロム線が動きます。

原反について

ブロックのサイズは1,800mm×900mm×20~10mmですが、加工物を組み合わせ(貼り合わせ)ることでこれよりも大きなサイズを製作することも可能です。

加工事例

曲面加工
穴あけ加工
切削加工